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演劇集団土くれ

Author:演劇集団土くれ
1967年,国税の職場の文化祭にて、芝居をつくり参加したことをきっかけに結成されました。その後、劇団というかたちで活動し、50年がたちました。

今はいろいろな職場の人たちも加わり、アマチュアながらも年に一回の公演をコンスタンスにこなし、「麻布演劇市」を中心に、職場と地域に根ざした活動を展開しています。

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芝居をすること

2013.09.12

いよいよ公演前、1ヶ月を切りました。
本日は、2景と1景を少し。
いやぁ、1週間も経つと、あっという間に元に戻ってしまいますね。

チケット売り活動も本格的になってきましたが、久しぶりに連絡を取った人からは、芝居をしていることについて、
「疑似体験ができて、病み付きになるのでしょうね」
とか
「人前に出て何かをするって楽しいでしょうね」
とか言われます。

ん〜、ちょっと違和感です。
新ためて、なんで芝居をしているのか、仲間と語ったことはないですが、私は伝えたいことがあるから芝居をしています。文章でそれをしてみようと試みた時期もありましたが、なかなか人に読んでもらえる機会には恵まれず、かと言って、口べたな方なので、日常生活の中でそれとなく上手に伝えるということもなかなかできず。

芝居だったら、お客さんの貴重な時間をいただきますが、また、脚本家の言葉を借りてではありますが、一度に大勢の人に伝えることができます。だから、ホン選びはとても大切です。

なかなか上演したいと思えるホンには出会わないし、出会ったとしても、言いたい台詞を言っている役につけたことは、一度もありません。結局のところ、伝えたいことを表現している芝居の中の一部として存在することが精一杯な訳です。

私は、入団してまだ10年目ですが、土くれも伝えたいことが山の様にあったから、ただの自己満足じゃなかったから、50年近くも続いて来たんだと思います。

結局、芝居は現実ではありません。
人の感情は、そんなご都合よく流れていないよ、
とか
タイミングよく事件が起こり過ぎでしょ、
とか思うことは多々あります。

でも、何かを伝えるために工夫して設計されたものが戯曲であり演技であって、いろいろな考え方や書く人、演じる人のポリシーなどもあるでしょうが、最終的にお客さんに届けることが目的であるわけだと私は思うのです。

そうはいっても、作り手の思いと観る側の感じ方は別物です。
だから、何を持って帰ってもらっても、持って帰ってもらえるものがあるなら、それで幸せです。

ちょっと個人的な文章になりましたが、ご容赦を。

たき
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