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演劇集団土くれ

Author:演劇集団土くれ
1967年,国税の職場の文化祭にて、芝居をつくり参加したことをきっかけに結成されました。その後、劇団というかたちで活動し、50年がたちました。

今はいろいろな職場の人たちも加わり、アマチュアながらも年に一回の公演をコンスタンスにこなし、「麻布演劇市」を中心に、職場と地域に根ざした活動を展開しています。

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熱い

2017.07.30 赤坂

今年の稽古は波に乗って進みが早い気がします。
様々な個性の登場人物たちですが、それぞれの持ち味がすでに見えてきています。

稽古以外でも、衣装から具体的な案が出されて、さて、これから各自調達に奔走することになりますが、例年より色などの指定もあり、ずっと具体的で、今回は探しやすそうです。

チラシも写真が1枚残るのみ。
どんなチラシにするか侃侃諤諤の議論、及び制作の「いいものを作りたい!」という強い気持ちによる渾身の一枚です。お楽しみにしていてくださいませ。

この時代の空気感。
終戦後、虚脱感を多くの人が抱いたという絶対的だった価値観の崩壊。それほどまで強固だった共通意識とされていたもの。空気を読むとか表と裏とか、日本の文化を思うと、本当はどれだけの人が心の底から信じていたのかと、首を傾げたくなることもあります。
責任を取ったのは当時の指導者ですが、責任は国民全員にあったと思うことが、同じ事態を起こさないための第一歩になるのでは?と思います。

いじめ問題もきっかけを作るのは、クラスの中心人物で、人から責められないタイプの人。楽しい中心人物が作った空気にみんなが乗る、そういうパターンなのでは、と思うと、時代は変わっても、人間は変わっていない、変われるのは、そういうことに、はた、と気づいて疑問を持った時ではないかな、と。

自分の価値観をしっかり持つことの大切さを改めて感じる作品づくりです。

先日お話を伺った、長崎で原爆に遭われた方の言葉。
「赦しと愛は憎しみよりも難しい。なぜなら、愛は私たちに孤独な忍耐を強いるからです」
戦争は物理的にも精神的にも色々なものを奪っていきます。
この言葉にどれだけの葛藤や想いが込められているか、簡単に推し量ることはできませんが、この芝居を上演する意味と合わせて、大切に持っておきたいと思います。

たき
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